振り飛車初心者におすすめする5つの囲い

将棋

藤井聡太王位・棋聖の誕生で、大いに盛り上がりを見せる将棋界。
最近将棋を始めた方も多いのではないでしょうか?
その中でもアマチュアにとても人気がある戦法があります。
それが振り飛車です。

もちろんプロ棋士でも、振り飛車で活躍されている方が沢山います。

今日は初心者におすすめする振り飛車の囲いを紹介します。
(玉の囲い方)

囲いの種類は無数にありますが、特に初心者が最初に覚えるべき囲いを5つお伝えします。
その理由や強み、弱み、相性の良い戦型などもお伝えします。

これを覚えて使っていくだけで、棋力はどんどん上がります。

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初心者が覚えるべき5つの囲い

これからおすすめする5つは昔からある囲いですが、現在で多くの対局で使用されてます。
適正に使っていけば、有段者にもなれます。
特徴をとらえて使い分けていきましょう。

美濃囲い

(読み方:みのがこい)
振り飛車をやってみた事がある人は、既に使っていると思います。
振り飛車で一番最初に習う囲いがこの「美濃囲い」です。
プロ棋士でもよく採用されます。
これは必ず覚えましょう。
また美濃囲いは、種類も豊富です。
片美濃囲い、本美濃囲い、高美濃囲い、etc…。


【強み】
・囲いの完成手順が短手数
・バリエーションが豊富(相手に合わせて変形できる)

【弱み】
・一番ポピュラーな囲いのため、崩し方を知っている人が多い
・端攻めに弱い

【相性の良い戦型】
・相手が居飛車の場合
 ほぼ全ての戦型に有効です。
・相手が振り飛車の場合
 中飛車、四間飛車には有効です。
 三間飛車、向かい飛車にはおすすめしません。

おすすめ

将棋は攻守ともに大切ですが、初心者のうちは攻める将棋のほうが断然面白いです。
受け(守り)はとても難しく、時間も使うため将棋ウォーズなどでは時間切れ負けや、
強引な攻めに負かされてしまう事が多発します。
まずは短手数で美濃囲い(特に方美濃囲い)を組み、攻める手に時間や手数を使いましょう。
「初心者はまず攻め」です。
※有段者以上の格上と対局する場合は、じっくり組むのも有りです。

金無双

(読み方:きんむそう)
振り飛車を指す人には、美濃囲いと同等に人気の囲いです。
組みやすさが最大の特徴かと思います。
プロの対局ではあまり見られなくなりましたが、アマチュア同士では多く指されています。
金、銀3枚を使った囲いなので、耐久力もそこそこです。


【強み】
・組みやすく、組んでいる最中に隙が少ない
・囲いの完成手順が短手数

【弱み】
・ポピュラーな囲いのため、崩し方を知っている人が多い
・横からの攻撃に弱い
・銀が壁になる形なので、逃げ場所が少ない
・バリエーションが少ない

【相性の良い戦型】
・相手が居飛車の場合
 ほぼ使用しません。
・相手が振り飛車の場合
 四間飛車以外は全て有効です。

おすすめ

金無双は、相振り飛車専用の囲いと思って問題ありません。
いつも玉頭からガンガン来られて負けてしまう方には、頼もしい形です。
玉のこびん(斜め上のマス)の攻めだけ注意すればかなり戦えるでしょう。

※相振り飛車:こちらも相手も、共に相振り飛車で戦う場合のこと

銀冠

(読み方:ぎんかんむり)
玉の上に銀を置くことで冠を表した囲い。
プロアマ問わず、多くの人が使用する囲いです。
個人的には銀冠を正しく使えれば、有段者の道は近いと思っています。
それだけ初心者(級位者)にとって、大切な囲いだと思います。


【強み】
・全体的に硬いので崩れにくい。
・上からの攻撃に特に強い
・守りの銀が攻めにも使える時がある

【弱み】
・囲いの完成手順が長手数
・完成までに隙が生じやすい

【相性の良い戦型】
・相手が居飛車の場合
 急戦以外はほぼ有効です。
・相手が振り飛車の場合
 ほぼ使用しません。

おすすめ

銀冠は美濃囲いの進化系の一つでもあるため、急戦には美濃囲い、持久戦には銀冠といった形で、相手に合わせて使い分け出来るのが良いところです。
またこちらの振り飛車に対して、穴熊や銀冠、天守閣美濃で囲ってくる相手にも、
とても有効な手段です。
完成までに銀と金の連携が外れやすい箇所があるので、そこだけは注意してください。
目安はすぐ戦いそう=美濃囲い、お互い攻めがなくてじっくり=銀冠と覚えておきましょう。
(相振り飛車ではおすすめしません)

※急戦:すぐに攻めてくる(仕掛けてくる)戦い方
※持久戦:急戦の対義語。じっくり組み合う戦い方

穴熊

(読み方:穴熊)
固い囲いで有名な穴熊。
使用方法は限定的ですが、初心者にもおすすめです。
プロの対局では多く指されている点から有段者、高段者にも有効な囲いです。
※穴熊にも多数種類がありますが今回は省きます。
(銀冠穴熊、松尾流、etc…)


【強み】
・圧倒的に硬いです。硬さでは囲いNO.1
・王手がかかりにくい

【弱み】
・囲いの完成手順が長手数(組むまでが大変)
・序盤守りに手数を使うため、攻め手を作るのが難しい
・端攻めに弱い(やや弱い程度)

【相性の良い戦型】
・相手が居飛車の場合
 急戦以外はほぼ有効です。
・相手が振り飛車の場合
 急戦以外はほぼ有効です。

おすすめ

まず初めに初心者のうちは、有段者相手には絶対にやらないでください。
理由は、組む前に潰されてしまうからです。
初心者の方へおすすめする最大の理由は、上達した後に使える戦法だからです。
練習の意味でおすすめしています。
その為、自身の棋力と同等またはそれ以下の方との対局でやってみましょう。
穴熊は上記の銀冠より使い方が難しいです。
アマチュアなら、穴熊は一切使用しなくても高段者になれます。
振り飛車穴熊は、練習程度で使うようにしましょう。

右矢倉

(読み方:みぎやぐら)
将棋の純文学と言われている「矢倉囲い」。
右矢倉は振り飛車が矢倉を使う場合は、自身の右側に矢倉囲いを作るため、右矢倉と言われます。

出てくることは意外と少ないですが、とても有効な囲いだと思います。


【強み】
・上からの攻撃に強い
・通常矢倉より組みやすい(右に角が居ないため)

【弱み】
・左辺が突破されやすい
・相性の良い戦型が少ない

【相性の良い戦型】
・相手が居飛車の場合
 ほぼ使用しません。
・相手が振り飛車の場合
 三間飛車、向かい飛車には有効です。

おすすめ

アマチュアの方に人気の戦型「石田流、三間飛車」に困っている方にはおすすめです。
上部に厚くすることで、相手の飛車と角を圧迫するような指しまわしにすると、
凄く効果を発揮します。
また自分が矢倉を使用することで、矢倉の弱点が分かってきます。
それを利用して、相手が居飛車で矢倉を組んできたら、同じように弱点を突いて攻めると、
攻撃が決まりやすいです。(金を狙うのが定跡)
純文学と言われるほど優秀な囲いの「右」バージョンが優秀でないはずがないです。

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まとめ

  1. 美濃囲い → 振り飛車党にとって、囲いの基礎。サッと組んで攻撃態勢を作るべし!
  2. 金無双 → 相振り飛車の戦いで有効。早く組んで先制攻撃するべし!
  3. 銀冠 → 使いこなせたらもはや有段者!?持久戦の時に使うべし!
  4. 穴熊 → 難しい囲いのため、同等または下位で練習するべし!
  5. 右矢倉 → 相振り飛車で、縦の攻撃で苦労している人は一度試してみるべし!

以上になります。
本当は紹介したい囲いや戦型は沢山ありますが、まずはこの5つを普通に使い分けられるように、
練習してみてください。
この5つだけで、十分強くなれますのでご安心ください。
プロの対局で話題になっている「耀龍四間飛車」や「振り飛車ミレニアム」などは、まだ初心者や級位者では指すのは難しいです。

▼2020年度振り飛車プロ棋士の活躍はこちら

引き続き振り飛車好きに向けた、様々な情報をご紹介しますので、今後も楽しみにしていてください。
将棋を始めてみようと思った方は、ほかの記事もご覧ください!

みんなで将棋を楽しみましょう。

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