天才高校生棋士の藤井聡太二冠が誕生し、さらなる盛り上がりをみせる日本将棋界。
しかし、決して将棋界は男性だけのものではありません。
先月9月に発表された新タイトル戦が、また衝撃を与えました。
なんと女性限定のプロ棋士「女流棋士」による新タイトル戦が発表されたのです。
既に女流棋士にも7つのタイトル戦がありますが、8つ目の誕生ということになります。
その名も「ヒューリック杯 白玲戦・順位戦」です。
本記事では、天才高校生棋士の藤井聡太二冠と同様に、現役高校生の女流棋士をまとめてみました。(年齢順)
それぞれ個性豊かな女性たちが揃っています。
この中から「初代白玲」の座を掴む者が出てくるか注目していきたいと思います。
若き才能を今の内からチェックしておきましょう!
白玲戦を狙う高校生女流棋士
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小高佐季子(こだか さきこ)1級
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2002年6月4日(18歳)
千葉県出身の女流棋士。
お父さんが将棋教室を営み、お兄さんも現在奨励会三段に在籍しているなど、将棋一家のプリンセス。
小学5年生の時には千葉県の小学生名人戦で、当時初の5年生女子として優勝。
そしてなんと中学3年生の2月の時点で女流棋士の仲間入りをするなど、注目を集める女流棋士の一人。
得意戦法は飛車を真ん中に持ってきて戦う中飛車。
現時点での今年の成績は4勝4敗と勝率は5割。
可愛らしいルックスからは、想像もできない深い読みの手を繰り出してきます。
これからどんどん実力をつけて、タイトルに絡んできてほしいですね。
山口仁子梨(やまぐち にこり)2級
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2002年9月17日(18歳)
岐阜県出身の女流棋士。
岐阜県から女流棋士になったのは現在、山口さんただ一人。
中学1年生の時に祖父から将棋を教えてもらい、なんと同年に岐阜県女子中学生大会で優勝。
そこからどんどん頭角を現してきました。
そしてなんと将棋を始めてたった4年で女流棋士既定の研修会B2級となり、女流棋士となりました。
すさまじい速さで女流棋士まで駆け上がりました。
名前が凄く特徴的で、笑顔があふれるという想いで名付けたそうです。
現時点での今年の成績は3勝3敗と勝率は5割。
加藤結李愛(かとう ゆりあ)初段
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2003年2月15日(17歳)
宮城県仙台市出身の女流棋士。
小学2年生から将棋を始め、2018年7月の高校1年生の時に女流棋士になりました。
2019年度には女流タイトル戦の一つ「倉敷藤花戦」で、挑戦者決定戦まで進出しました。
惜しくも敗れてしまいましたが、それにより若干17歳にして初段にまで昇段しました。
彼女は先天性の筋疾患があり、対局は全てテーブルとイスを用いて行っています。
タイトル戦の挑決までいくあたり、近々タイトル戦に絡むのではと注目されています。
高校生女流棋士の中では、「初代白玲」の筆頭候補だと個人的に思っています。
現時点での今年の成績は3勝3敗と勝率は5割。
野原未蘭(のはら みらん)2級
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2003年8月4日(17歳)
富山県出身の女流棋士。
5歳から将棋を始め、9歳の時にアマ強豪の鈴木英春さんの指導を受ける。
そこで鈴木英春さんが考案した独創的な戦法「英春流」を得意戦法とし、数々の小学生将棋戦で優勝を獲得していきます。
そして中学生の時に、中学生女子名人戦を優勝し、同年に女子アマ王位戦(年齢制限なし)で優勝し、中学1年生にして日本一の女性アマとなります。
しかし快進撃はそれだけに留まらず、2018年にはなんと男子も参加する中学生将棋名人戦で、女性初の優勝をしてしまうのです。
これは本当に凄いことです。
※しかもその間、女流アマ名人戦も史上初の3連覇を果たしている。怪物の誕生です。
そして2020年9月に正式に女流棋士となりました。
まさに形は違いますが、女性版藤井聡太二冠のようですね。
おそらくは数年以内に、確実にタイトル戦に絡んでいくことでしょう。
その一つ目が「初代白玲」かもしれませんね。
現時点での今年の成績は0勝2敗。
以上、4名を紹介しました。
この将来を期待される4名を是非、注目していってください。
ちなみに第1期の白玲戦の戦い方が出てましたので軽く紹介します。
現役女流棋士・女流タイトル保持者の64人を抽選で各8人の8組に分けリーグ戦を行い、上位各1人の計8人が1~8位決定トーナメントに進出。決勝(来年9月予定)を7番勝負で争い、勝者が初代白玲となる。
日本将棋連盟
第2期以降は第1期の成績によりA~D級にクラス分けし、いわゆる男性棋戦の「名人戦・順位戦」方式を採用。
タイトルを獲得するためには、運も実力もなくてはならないと棋士は言います。
さらにその運も自分の実力が呼び寄せるとも語っています。
はたしてどんなタイトル戦になるか、本当に楽しみですね。
将棋のルール入門書を紹介
将棋は年齢や性別などが全く関係なく、平等に戦えるところが本当に素晴らしい所だと思います。
まずは観てみることもおすすめしていますが、何よりもルールが分かったほうが10倍面白いです。
楽しむためのおすすめのルールブックもあわせてご紹介しておきますので、是非手に取ってみてください。
▼将棋の始め方からルールなど本当の初心者が手にとっても大丈夫な本です。
▼将棋のルールが丁寧に書いてあり、さらにパズル感覚で将棋が身に付けられます。
次回は、もう少し将棋のルールなどを説明していきます。
またおすすめのyoutuberやどのように対局を観たら良いかもお伝えいます。
みんなでプロ棋士戦も女流棋士戦も一緒に盛り上げていきましょう!
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