今は一つの会社で10年以上勤めることが、珍しい世の中になりました。
すでに退職を考えている方も多いのではないでしょうか？
コロナ渦の今だからこそ、退職や転職についてもう一度考えていきましょう。
ぼんやり退職？転職？を考えている方が多いです。
退職するか？否か？を考えているだけで、どんどんストレスが溜まりませんか？
一旦、冷静に整理して考えてみましょう。
退職を決めるにはいくつかの項目があり、「基準」があります。
基準がしっかり決まっているだけで、後悔のない退職を決断できます。
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退職の基準
早まって退職して後悔しないための「5つの基準」があります。
しっかりと考えてから行動しましょう。
給与の限界値
あなたは今の給与に満足していますか？
もし満足していなかったら、今の仕事でいくらの収入を目標としていますか？
そしてその目標を達している上司や先輩はいますか？
もしいない場合は、残念ながら目標収入に達するには、とても困難な道のりです。
ベンチャー企業や若い会社ではあまり前例がないと思いますが、１５年以上会社を維持している場合は、先輩方が沢山いらっしゃると思います。
給与は極端な営業や歩合でない限り、年功序列（役職順）です。
あなたが数年後にたどり着く役職だと、おおよそいくらの収入になるかを、社内の先輩方を探ってみてください。
その会社に勤務し続けた場合の、未来の給与を知っておくことが大切です。
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査定基準
給与の査定基準は明確ですか？
期間や基準、金額や手当など、平等に査定されているでしょうか？
多くの中小企業は曖昧です。しかし曖昧なのは理由があります。
それは個人が突出して基準値をクリアしてしまった場合に、会社全体の業績が伴っていないと見合った給与が払えなくなるからです。
細かく分類されていないとしても、ある程度の基準や役職手当などがあるかを確認しましょう。
まったく決まっていないのであれば、黄色信号です。
業績
ここでいう業績は、個人ではなく会社全体の売り上げです。
会社が潤っていれば、これから会社はどんどん成長していきます。
それによって、あなたの悩みも解消されるかもしれません。
もしかしたら来年度に事業を拡大し、多くの社員を雇い、あなたにも重要なポストが用意されるかもしれません。
私はこれまで業績が上がることで、各社員の悩みが解消される現場を何度もみてきました。
その点で言えば、業績はとても重要な判断材料となります。
会社のサービスが、今の世の中にマッチしているかも合わせて確認してみましょう。
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上司の質
今の職場で尊敬できる上司はいますか？
あなたが社長にならない限り、必ず先輩や上司はいます。
直属の上司でなくてもいいので、尊敬できる又は「この人と仕事してみたい」と思える人がいるか思い返してみましょう。
もしいるなら、その人から吸収できるものがあるか考えてみましょう。
会社は人の集合体です。一緒に働く人に目を向けてみましょう。
上司や先輩から学べるものがあるのなら、それを学んでからでも遅くはありません。
人間関係
部下や上司、同僚との人間関係はいかがですか？
おそらく退職を考えている方で、人間関係に悩んでいる方が一番多いです。
考え方は、
「自身が会社でキャリアアップすれば、それが解消されるか？」です。
たとえば、社長に不信感があるのであれば、続けていく意味はありません。
または男女の縺れや金銭のトラブルなどは、解決が極めて難しいです。
自身の立場や振る舞い方が変われば、解消されるのかどうかを考えてみましょう。
まとめ
給与の限界値
→ 今の仕事で目標収入がいくらか？その金額を貰っている先輩はいるか？
査定基準
→ 最低限の査定（評価）基準が備わっているか？
業績
→ 会社の業績が今後伸びていくか？（時代に合ったサービスか？）
上司の質
→ 尊敬できる又は「この人と仕事してみたい」と思える人がいるか？
人間関係
→ 会社でキャリアアップすれば、それが解消されるか？
以上の５つのポイントです。
全てが×であれば、すぐに退職しましょう。
半分以上×でも退職をおススメします。
しかし、よく考えれば1,2つしかなければ考え直してみましょう。
退職は目的ではなく、自身が気持ちよく働くための「手段」です。
辞めることが目的となってしまうと、後悔の残る退職になってしまいます。
辞める前に、感情で動かず冷静に今後を分析しましょう。
退職し転職することは、決して悪い事ではありません。
後悔のないように前を向いた退職を心がけましょう。
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