藤井聡太竜王と対局してほしい歴代最強の振り飛車党5名

将棋

史上4人目の五冠制覇に爆進中の将棋界のスター藤井聡太竜王。
棋士のほとんどが勝率6割いかない中、6年連続「勝率8割」という前人未到の記録を、間近に控えています。
敗れた対局もタイトル保持者やA級棋士のトップクラスばかりです。

将棋女子
将棋女子

棋士には少数の振り飛車党で、藤井聡太竜王に勝ってる人っているんですか?

お兄ちゃん
お兄ちゃん

2020~2023年では振り飛車党の棋士で、藤井聡太竜王に勝った棋士は少数です。
直近では、菅井 竜也 八段がタイトル戦で激闘を繰り広げましたが、惜しくも敗れています。

現役の振り飛車棋士では、なかなか勝てない…。
ならば、
歴代の振り飛車棋士ならどうだろうか?

今回は「藤井聡太竜王と対局してほしい歴代最強の振り飛車棋士」を考えてみました。

この記事を読めば、振り飛車のルーツや過去の棋士をより深く知ることが出来ます。
さらに将棋が楽しくなるでしょう。

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藤井聡太と対局してほしい歴代最強の振り飛車党5名

今回は5名に厳選して紹介します。
どなたもその時代に独自の振り飛車理論で、トップ棋士として第一線で戦っていました。
(以下、50音順)



大野 源一 九段

大野 源一 九段
(おおの げんいち)
出身:東京都台東区
生年月日:1911年9月1日
没年月日:1979年1月14日(67歳没)
一般棋戦優勝:2回
棋士番号
7

戦後から振り飛車党へ転向。
持ち時間が戦前より短縮したことで、江戸中期以降から廃れていた振り飛車を見直した人物。
そして見事に戦法として復活させた「振り飛車名人」と言われた棋士です。

升田 幸三 実力制第四代名人
「大野さんの捌きは日本一だ」

大山 康晴 十五世名人
「大野さんは受け一方ではなく、攻める振り飛車だから恐れられている」


と、二人のレジェンド棋士に絶賛されるほどの凄腕だったそうです。
現役棋士の「捌きのアーティスト」の異名を持つ久保 利明 九段が、最も影響を受けた棋士でもあります。

お兄ちゃん
お兄ちゃん

久保九段も藤井竜王と3勝3敗と分けているので、きっと大野九段も華麗な捌きから激戦の終盤を演じてくれるでしょう。
得意の三間飛車で綺麗な捌きを観てみたいですね。

大山 康晴 十五世名人

大山 康晴 十五世名人
(おおやま やすはる)
出身:岡山県倉敷市
生年月日:1923年3月13日
没年月日:1992年7月26日(69歳没)
タイトル獲得:80期(歴代2位)
一般棋戦優勝:44回(歴代2位)
順位戦A級:連続44期

もはや説明不要の大棋士です。
全ての戦歴が常軌を逸している大山 康晴 十五世名人。
永世名人の他にも永世十段・永世王位・永世棋聖・永世王将の、5つの永世称号を保持しています。
また日本将棋連盟の会長を職しながらタイトルホルダーも兼ねていた、唯一の棋士でもあります。
こんな大棋士が振り飛車というのが嬉しいです。
四間飛車、三間飛車を多く採用し、何より終盤の驚異的な粘りで何度も劣勢をひっくり返してきました。
藤井竜王と同様、その時代の数々の最年少記録を樹立してきた天才棋士です。
往年のタイトル獲得棋士達も「歴代最強の棋士は大山 康晴」という方も少なくありません。

お兄ちゃん
お兄ちゃん

69歳で亡くなるまで生涯A級に在籍したこともあり、ピーク時がいつかは分かりません汗
藤井竜王と言えど、苦しい戦いなるのは必須です。
どちらの終盤力が上か…とても気になります。
将棋ファンなら誰もが観たい夢のカードでしょう。

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阪田 三吉 贈名人・王将

阪田 三吉 贈名人・王将
(さかた さんきち)
出身:大阪府堺市
生年月日:1870年7月1日
没年月日:1946年7月23日(76歳没)

日本将棋連盟が出来る前の大正、昭和初期に活躍した棋士です。
当時の名人である関根 金次郎 十三世名人に勝利したことで全国に名が広がりました。
向かい飛車の戦法「阪田流向かい飛車」の生みの親です。
持ち時間30時間という伝説の対局「南禅寺の決戦」で、初手(後手2手目)9四歩と指して、全棋士が驚愕したことはとても有名な話です。(坂田の端歩突き)
また王将戦の発祥にも大きくかかわっています。
そして様々な功績を称えられ、死後に名人位と王将位を追贈されました。

お兄ちゃん
お兄ちゃん

本家の阪田流向かい飛車を藤井竜王へぶつけたら、どんな伝説の対局になるか楽しみですね。
初手9四歩も是非、やってほしいですね!

松田 茂役 九段

松田 茂役 九段
(まつだ しげゆき)
出身:鳥取県鳥取市
生年月日:1921年6月28日
没年月日:1988年8月2日(67歳没)
一般棋戦優勝:5回
順位戦A級:通算10期
タイトル戦登場:3回

酒を愛した無頼派の振り飛車棋士です。
満遍なくどの振り飛車の戦型も指しこなす、A級に通算で10期在籍した強豪です。
棋界のカリスマ升田 幸三さんが、当時のA級棋士に向かって「君達の将棋は松田君より大駒一枚弱い」と言ったことは、あまりにも有名な話です。
それだけ当時は群を抜いて強かったという事です。
タイトル戦にも挑戦者として登場していますが、いずれも大山さんに敗れています。
しかし振り飛車党のトップ棋士であることは紛れもない事実です。

お兄ちゃん
お兄ちゃん

藤井竜王に対して、どんな作戦で挑むのか…?
松田九段も詰将棋の名手だったので、終盤の読み合いは想像するだけでワクワクしますね。

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森安 秀光 九段

森安 秀光 九段
(もりやす ひでみつ)
出身:岡山県笠岡市
生年月日:1949年8月18日
没年月日:1993年11月22日(44歳没)
タイトル獲得:1期(棋聖)
一般棋戦優勝:10回

転んでもすぐに起き上がる、粘り強い棋風から「七転八起流」「だるま流」の異名を持つ、振り飛車棋士です。
棋聖戦のタイトル挑戦時には、当時最強棋士である中原 誠棋聖に対して「全局振り飛車宣言」をするほどの生粋の振り飛車党です。
しかもそのタイトル戦では、2連敗からの3連勝で、見事タイトルを奪取しました。
その後勝率第一位賞、最多勝利賞などいくつもの将棋大賞を受賞しました。

お兄ちゃん
お兄ちゃん

藤井竜王に得意の四間飛車で挑んだら、どんな対局になるか楽しみですね。
対局前に、是非「全局振り飛車宣言」をしてほしいものです。

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まとめ

  • 大野 源一 九段
  • 大山 康晴 十五世名人
  • 阪田 三吉 贈名人・王将
  • 松田 茂役 九段
  • 森安 秀光 九段

以上5名となります。
歴代の振り飛車棋士も沢山の研究と発想で、名人や数々の難敵を倒してきました。
もちろん故人のため対局は叶いませんが、実現していたら確実に高視聴率になっていたことでしょう。

これからはきっと藤井竜王の時代になっていきます。
しかし、時代のスターにも、振り飛車棋士が立ちはだかってきました。
きっとこれから藤井竜王の前にも、振り飛車党の好敵手が現れる事でしょう。

それまでは、歴代の振り飛車棋士と藤井竜王の対局でも想像して、待つことにしましょう。

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