【中途採用面接】失敗しないためのポイント③~面接時に意外と知らない大切なこと~

人事/転職

私は面接官として、これまでの10年間で1000人以上と面接をしてきました。
多くの人材との対話から、採用したいと思える人には共通事項があることが分かりました。
今回は書類審査が通過し、実際の面接で失敗しないためのポイントを絞って解説していきます。
ちなみに新卒採用ではなく、今回は中途採用(転職)の方に向けたポイントになります。
今回は③の最終章です。
①「履歴書の重要箇所」と②「面接時の志望動機と職歴の説明方法」の3部構成になっていますので、併せてお読みください。

面接時に意外と知らない大切なこと

面接官と面接を受ける側では、随分と認識の違いがあります。
面接官を1年以上経験している方には、おそらく当たり前のように聞こえると思います。
しかし逆に言えば、当たり前のことをしっかりできれば、それだけで面接時の評価は上がります。
②で伝えていない、見落としがちな大切なことをお伝えします。

アナタが働いているイメージをさせる

「面接官にアナタが働いているイメージをさせる」
これが最も大切なことです。
企業側にアナタが社員になってバリバリ働いている姿が思い浮かばなければ、採用は難しいです。
②でも伝えていますが「アナタの姿が見えるように」が重要です。
アナタ自身のどのような人物かが分からないと、働いているイメージは持てません。

さらにイメージさせる上で具体的な要素は、

  • どんな働き方をしてきたか?
  • どんな役割を任せれば、力を発揮するか?
  • どんな状況に置けば、向上心高く行動してくれるか?

この3つです。
しかし相手に伝えるためには、自分の事を自分自身がよく理解していなければなりません。
まずは上記の3つに対して、自問自答し言葉で伝えられるようにしておいてください。

前職を辞めた理由

退社理由は、ほぼ確実に聞かれます。
その際は、出来るだけ前職場の悪口にならないように気を付けてください。
前職の不満を吐き出す場所ではありません。
面接官としては「うちに入社してもすぐ不満を口にするのでは?」と脳裏をよぎります。
圧倒的にマイナスポイントになります。
退社理由は、具体的にどのようなところが合わなかったかを、端的に説明してください。
※嘘だけは絶対にやめてください。

※注意※
ハラスメントについて
退社理由が、過度なハラスメントが原因の場合は、しっかりと伝えて問題ありません。
しかし何かとハラスメントを唱える人材は、企業としては敬遠します。
昨今、どの企業もとても気を使って従業員たちを管理しています。
しかし、実際少しの指導や注意でハラスメントを訴える方もいます。
そのため退社理由の際は「大きなハラスメント問題」以外は出来るだけ伏せておきましょう。
※どこからが大きいかがまた難しいのですが…。

夢中になっているものがあるなら伝えよう

何かに夢中になれる事は、素晴らしい事です。
「仕事にも夢中になってくれるかも?」と面接官に思わせたら勝ちです。
その為何かに夢中になっている、または経験があるのであれば必ず話をしましょう。
代表的なのは、学生時代の部活動などです。
特に全国大会レベルの部活動経験者は、本当に優遇されます。
何かに打ち込むって、出来そうでなかなかできません。
小さなことと思わず、自信を持って話しましょう。

まとめ

意外と知らない大切なこと
・アナタが働いているイメージをさせるような話し方をしましょう。
「アナタの見える化」が大切です。

・前職を辞めた理由は、悪口にならないように気を付けましょう。
 嘘ではなくプラス思考の理由を考えましょう。

・夢中になっているものがあるなら伝えましょう。
 どんな取り組みでも良いです。自信をもって話しましょう。

以上です。

第1章「履歴書の重要箇所」
第2章「志望動機と職歴の説明方法」
第3章「面接時に意外と知らない大切なこと」


この3つを順番に自分の中に取り入れてから、面接にしてみてください。
絶対に今までよりも、アナタが就きたい仕事に就けます。
一回一回の企業面接を大切にして、例え失敗しても良い経験として、どんどんチャレンジしていきましょう。

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