コロナ禍の日常に慣れてきて、現在転職活動をしている方も多いと思います。
ただ転職サイトの担当者と話していると、8~10月は募集をかけている企業は圧倒的に少なく、前年の3,4割と言っていました。
しかし11月頃から徐々に募集広告を掲載する企業が戻ってきており、おそらく冬には昨年と同等の募集がかかる予想を立てていました。
私は面接官として、これまでの10年間で1000人以上と面接をしてきました。
多くの人材との対話から、採用したいと思える人には共通事項があることが分かりました。
今回は中途採用審査に失敗しないためのポイントを絞って解説していきます。
ちなみに新卒採用ではなく、今回は中途採用(転職)の方に向けたポイントになります。
主に何が学べるかというと
- 履歴書の重要箇所
- 面接時の志望動機と職歴の説明方法
- その他面接時の意外と知らない大切なこと
以上の3つをお伝えします。
この3つを抑えるだけで、内定率が格段に上がります。
実際に採用する側の私の経験によるものなので、是非参考にしてみてください。
まずは第一章「履歴書の重要箇所」です。
失敗しないためのポイント①履歴書の重要箇所
「履歴書の重要箇所」
それでは履歴書の基本的な部分からお伝えします。
いきなりですが、以下に当てはまる方は、ほぼ不採用になります。
不採用になる履歴書
- 字が汚い → 字が汚い方は、必ずデータで作成しましょう。
- 志望理由がありきたり → 本当に勤めたいなら本気で考えましょう。
- 写真と実物が違う → 履歴書の写真は盛らなくていいです。上目遣いもNGです。
- 全体的にスカスカ → 学歴、職歴、資格取得、志望理由、希望条件などは出来るだけ載せましょう。
以上のことは、すぐに解決してください。
書類審査に通らない事には、面接の話をしても意味がありません。
上記は最低限です。
次は、本題の履歴書の重要箇所です。
履歴書の重要箇所
一番重要なのは、これまでの職歴と学歴です。
学歴
学歴については偏差値などではありません。
専門学校や大学で何を学んだのかが重要です。
学生時代の特別な取り組みなどが、記載されているのも良いです。
※30代中盤以上の方は、学生時代の内容は必要ありません。(情報が古すぎる)
職歴
次に職歴についてお伝えします。
職歴は雇用形態に限らず、出来るだけ記載しましょう。
・会社名
・会社の規模と在籍していた営業所の規模(従業員数や年間売上など)
・業務内容
・勤続年数
・雇用形態
ここでまず一番見られているのは、勤続年数です。
過去は変えられないので、今から頑張れるところではありませんが、勤続年数が一番重要です。
もし勤続年数が短いものばかりであれば、学生時代のアルバイトでも良いので、出来るだけ長いものを載せましょう。
3年以上の勤続年数は評価されます。
5~10年は、間違いなく好印象です。
どんな仕事でもそうですが、何かを継続的に出来る人は必ず評価されます。
長い勤続年数の前職があれば、より細かく具体的に上記の必要項目を書きましょう。
もしあまり長い経歴が無い場合は、以下の事に重きを置いて書きましょう。
- 業務内容
- 実績
【業務内容】
もし、同業種の企業であれば問題ありませんが、別の業種の場合は出来るだけわかりやすく、業務内容を書きましょう。
実業務で何を担当し、何を学び、何を身に付けたかをしっかりと書いてください。
※他業種の場合は、専門用語の使い過ぎに注意してください。
【実績】
業務を遂行した上での成功事例があれば必ず書きましょう。
小さなことでも良いです。
勤続年数が少ない代わりに、中身の濃さにスポットを当てていきましょう。
以上の2つで補いましょう。
ちなみに中途採用において、まず年齢と照らし合わせます。
年齢に対して、職歴との違和感や適応性を確認しています。
もう一つの注意点
あともう一つの注意点を伝えておきます。
求人サイトに掲載していると、各企業には掲載期日があります。
企業側からすると、掲載期日ギリギリに履歴書を送ってくる方は、正直困ります。
余程の方以外は、ほぼ書類審査に通りません。
チェックボックスで放置し、ギリギリで申し込んでいる方がいたら、すぐにやめましょう。
時間の無駄です。
本当に勤めたいなら、すぐに申し込みましょう。
まとめ
不採用になる履歴書
- 字が汚い → 字が汚い方は、必ずデータで作成しましょう
- 志望理由がありきたり → 本当に勤めたいなら本気で考えましょう。
- 写真と実物が違う → 履歴書の写真は盛らなくていいです。上目遣いもNGです。
- 全体的にスカスカ → 学歴、職歴、資格取得、志望理由、希望条件などは出来るだけ載せましょう。
一番重要なのは学歴と職歴
- 勤続年数が長い職歴は、具体的に細かく書きましょう。
- 勤続年数が短いのであれば、業務内容と実績でカバーしましょう。
- 年齢と比較し、ギャップや違和感がないようにバランスを取りましょう。
注意点
- 掲載期日ギリギリに申し込むのはやめましょう。
次回の②では「面接時の志望動機と職歴の説明方法」についてお伝えします。
まずは書類審査に通過することです。
通過したら②を覚えていきましょう。
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